溶接の種類について
溶接の種類に一体何があるかと聞かれて、答えられない方が大半ですよね。
皆様が想像している以上に溶接加工の方法が存在します。
用途に応じて、溶接加工の方法を変えていくことが重要です。
今回は、溶接の種類について解説させていただきます。
▼溶接の種類
溶接の種類は、大きく分けて以下の3つに分けられます。
・融接
・圧接
・ろう接
それぞれ違った特徴があり、製品によって使われている溶接加工の方法が異なります。
中には、初めて聞いた単語もあるのではないでしょうか?
早速ですが、各溶接加工の特徴について紹介させていただきます。
■融接
融接は、2つの部材を溶融で接合する溶接加工ですね。
外部から加える溶けた金属は溶加材と呼ばれており、2つの部材を接合するのに欠かせません。
部材の材質に合わせて溶接加工が行いやすいのに加え、強度を保ちやすいです。
■圧接
圧接は、部材と溶加材を圧力によって接合する溶接加工を指します。
機械によって、圧力を加えていきます。
圧力を制御しやすいため、作業者の技術に左右されにくいのが特徴ですね。
品質を保ちやすいのも特徴のひとつに挙げられます。
■ろう接
ろう接は、部材より融点が低い溶加材で接合を行う溶接加工です。
部材に熱を加えず、接合面の隙間に溶加材が入り込み、部材同士を接合します。
電子機器の配線接合の際に行われるはんだ付けは、ろう接の一種ですね。
強度が劣る反面、材質や厚さの異なる部材同士を接合させることができます。
▼まとめ
溶接には、溶融を用いる融接・圧力を用いる圧接・部材より融点が低い溶加材を用いるろう接の計3つが存在します。
強度を保つなら融接、品質を一定に保つなら圧接といった感じで溶接加工の方法を上手く使い分けることが大切です。
大阪府にある「株式会社エステック」では、溶接加工に関する依頼を受け付けています。
何かありましたら、一度ご連絡ください。