溶接加工の基礎知識について
溶接加工は簡単にできると言われていますが、最低限の知識と技術が求められます。
知識や技術が不十分だと、溶接加工の仕上がりが悪くなるだけでなく、ケガをする恐れがありますね。
今回は、溶接加工を行う上で最低限押さえておきたい基礎知識について解説させていただきます。
▼溶接加工の基礎知識
溶接加工を行う際、基礎になる知識が数多く存在します。
これから溶接加工を行うまたは業者に依頼を検討している方のために溶接加工の基礎知識をいくつかご紹介させていただきます。
気になる方は、一度参考にされてはいかがでしょうか?
■溶接の分類
溶接と一口に言っても、さまざまな方法が存在しますね。
大まかな分類は、下記の通りです。
・融接:高温で部材の接合部を溶かして接合すること
・圧接:部材の接合部に機械的圧力を加えて接合すること
・ろう接:部材よりも低い温度で融解する溶加材で部材を接合すること
■溶接記号
溶接記号は、溶接指示箇所に用いられる記号を指します。
JIS B3021によって、決められていますね。
溶接加工を行う際、溶接記号をチェックして作業を進めます。
■溶接棒
溶接加工を行う際、溶接棒が用いられる場合があります。
溶接棒は、部材を接合させるための溶加材のことですね。
部材の接合部を綺麗に仕上げたり、強度を高めるために用いられます。
溶接棒によって、長さなどが異なるため、部材に適した物を選ぶことが大切です。
■溶接継手
溶接継手は、溶接で接合する材料の組み合わせ方のことを指しますね。
接合の仕方も多岐に渡り、製品によって溶接継手を選択することが重要です。
溶接する場所が増えると、その分、手間がかかってしまいます。
場合によっては、ひずみが大きくなって製品の形が歪になる可能性もゼロではありません。
▼まとめ
溶接加工を行う際、溶接の仕方をはじめ、実際の作業で使われている記号や部材の組み合わせなどを頭に入れておきましょう。
基礎知識を押さえておかないと、接合部にひずみが生じるなどの問題が出ます。
大阪府にある「株式会社エステック」は、全国から依頼を受け付けています。
溶接加工について何か気になることがある方は、一度ご相談ください。