特殊鋼の種類について解説

2024/03/01 コラム

特殊鋼という言葉を聞いたことはありますか?
「特殊鋼には、どんな種類があるかわからない」という方もいらっしゃるかもしれませんね。
当記事では、特殊鋼の種類について詳しく説明します。

▼特殊鋼とは
特殊鋼は、鉄に炭素を加えた鋼鉄に、さらに特殊な元素を加えることで、鋼鉄よりも強度や耐久性を高めたものです。
鋼では性能が不足している場所に使われていますよ。

▼種類
特殊鋼は主に「構造用鋼・工具鋼・その他の特殊用途鋼」に分類されます。

■構造用鋼
特殊鋼の中で一番種類が多く、強度を高めることでさまざまな用途で使える鋼です。
建築物・機械部品・車・船舶などに使われています。

■工具鋼
硬く、耐消耗性・耐摩耗性に優れている使用頻度の高い鋼です。
工具鋼には以下の3つがあります。

・炭素工具鋼
刃物・カミソリ・ヤスリなどの硬い物から、ばね・ゼンマイなど弾性を必要とするものまで幅広く使われています。

・高速度工具鋼
高速で金属材料の切削ができる工具の材料にするために開発された鋼です。
耐久性・摩耗性に優れています。

・合金工具鋼
金属やプラスチックを形成するときの金型に用いられる鋼です。

■その他の特殊用途鋼
その他にも特殊鋼があります。
それぞれに特徴があり、用途に合わせて使われています。

・耐熱鋼
・ステンレス鋼
・超合金
・ばね鋼
・快削鋼
・磁石鋼
・高張力鋼

以上の特殊用途鋼などがあります。

▼まとめ
特殊鋼は、鉄に炭素以外の元素を加えることで、強度や耐久性を強めた金属です。
「構造用鋼・工具鋼・その他の特殊用途鋼」に分類され、私たちの身近なものにもたくさん使われています。
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