鉄の特徴について
2024/02/22
コラム
普段よく目にする鉄について、あまり知らないという方もいるかもしれません。
身近な鉄ではありますが、実は100%純粋な鉄をほとんどの方は見たことがないのですよ。
当記事では、私たちの身近にある鉄の特徴についてご紹介します。
▼鉄100%
何も混ざっていない、純粋な鉄は白っぽい色をしています。
純鉄は酸化しやすいため、もろくて加工には向きません。
一般的には100%純粋な鉄を加工して使うことはありません。
しかし、鉄に炭素を混ぜると柔らかくて強い「鋼」になるのです。
▼鋼鉄
鋼鉄は、鉄に0.02%~0.2%の炭素を混ぜて作られたもの。
一般的に、私たちがよく知っている「鉄」は「鋼鉄」のことを指しているのです。
■特徴
鋼鉄は、強度があり加工がしやすい素材です。
他の材料よりも安価で手に入りやすいため、私たちの生活でたくさん使われています。
例えば、橋を支える鉄筋や、自動車部品の多くにも使われていますね。
しかし、さびが出やすいという特徴があるため、周りにコーティングが必要になります。
また、鋼鉄には「熱したあとに冷やされると硬くなる」という性質があります。
硬くなってしまうと加工がしづらくなってしまうので、鋼鉄を加工するためには、高い技術と長年の経験が必要です。
▼まとめ
100%純粋な鉄は、生活の中で使われてはいません。
炭素を含ませることで、強度を高めて加工しやすくしているのですね。
株式会社エステックでは、高い技術を駆使し、ミリ単位まで設計図やご要望にあわせて多様な素材を施工しております。ぜひお問合せください。