ボイラー溶接士の資格とは

2023/09/15 コラム

ボイラーの溶接で専門的な作業をするためには、資格の取得が必要です。
溶接士の試験は、学科試験と実技試験に分かれており年2回行われています。
今回は、資格があると何ができるのか解説していきますね。

▼ボイラー溶接士
ボイラー溶接士の資格を取得した人は、ボイラーの製造や修理などの溶接を行うことができます。
他にも、規模の大きい第1種圧力容器や重機・自動車部品などの溶接が可能です。
作業ミスがあると大きな事故に繋がるため、職人は高度な技術を求められます。
安全に溶接を行うためにも、専門的な知識や技術をしっかり身に付けなければいけないのです。
ボイラー溶接士の資格は、2種類あります。

■普通ボイラー溶接士
普通ボイラー溶接士の資格を取得すると、第1種圧力容器やフランジなどの溶接が可能です。
ボイラー溶接も行えますが、溶接部が25mm以下のものに限られており全てを扱うことはできません。
また受験資格は、溶接の仕事を1年以上行う必要があります。
ただしガス溶接と自動溶接の経験は含まれないので、注意してくださいね。

■特別ボイラー溶接士
特別ボイラー溶接士は、25mm以上のボイラーを含めた全ての溶接作業が可能です。
普通資格取得後、さらに1年以上の実務経験を積まないと受験はできません。
合格の難易度は高いですが、溶接のプロとして活躍するには大切な資格と言えるでしょう。

▼まとめ
ボイラー溶接では、常に繊細で丁寧な作業が必要とされます。
全ての作業に対応するためには、難易度の高い特別ボイラー溶接士の資格を取得する必要があります。
資格取得をしていると、幅広い業務で活躍ができますよ。
弊社では豊富な経験を持つ有資格者が在籍しており、形状や大きさ・数量に関わりなくご依頼をお受けしております。
溶接が必要な際は、ぜひご依頼ください。