スポット溶接とアーク溶接の違いについて

2023/04/08 コラム

溶接は経験の少ない方でも取り組みやすいものや、技術を要するものなどさまざまな方法があります。
その中でも有名な「スポット溶接とアーク溶接」はどういった点が異なるのでしょうか。
今回は2つの違いについて、ご説明させていただきますね。

▼スポット溶接とアーク溶接の違い
スポット溶接とアーク溶接「接合方法」「難易度」「メリット・デメリット」が異なります。

■溶接方法
・融接
母材同士、もしくは溶接棒と母材を溶かして接合する溶接方法です。
アーク溶接は、この融接に含まれます。

・圧接
機械的に摩擦や圧力をかけ、そのときに発生する熱で母材を溶かして接合する溶接方法です。
スポット溶接は、この圧接に含まれます。

■難易度
スポット溶接は機械での作業のため、比較的簡単で誰にでも扱いやすいと言われています。
一方アーク溶接は、溶接の際に火花が散るなど注意するポイントのある方法です。
また工程のほとんどを手作業で行うため、技術力によって仕上がりに差が出やすくなります。

■メリット・デメリット
スポット溶接は、簡単で美しく仕上がりやすいところがメリットですが、強度が低いというデメリットがあります。
一方アーク溶接にはさまざまな種類があり、それぞれメリット・デメリットが異なります。

スポット溶接とアーク溶接は接合方法が異なりますので、素材・用途・技術に応じて最適なものを選びましょう。
株式会社エステックは経験豊富で高い技術力を有する職人が施工いたしますので、さまざまな溶接方法が可能です。
素早くきれいな仕上がりをお約束いたしますので、ぜひご依頼ください。