アルゴン溶接について

2022/09/09 コラム

溶接には、どのような種類があるのかご存じでしょうか?
様々なガスを用いて溶接する方法がある中で、安全性の高いものもあるんです。
今回はTIG溶接およびアルゴン溶接についてお話させていただきますね。

▼溶接とは
そもそも溶接とは、金属を溶かして金属同士を接合することをさします。
一般的な溶接では高温で溶接棒からガスを発生させ、溶融金属を大気から遮断して酸化を防ぎながら行います。

▼アルゴン溶接とは
アルゴン溶接とは、溶着金属成分の溶接棒を使います。
タングステン電極の周りにアルゴンガスなどの不活性ガスを噴射し、大気から遮断して溶接します。
特徴として電極が細いため精密な作業が行えたり、溶接スピードもゆっくりなので丁寧な作業ができます。
また、棒溶接では溶接できない金属も溶接が可能です。

▼アルゴン溶接の特徴
アルゴン溶接の場合、音が静かで火花も飛びません。
そのため安全性もあり、周りの環境にも影響無く作業ができるでしょう。
また作業速度がゆっくりなのでスピード感のある作業向きではなく、精密な作業向きです。

▼まとめ
アルゴン溶接は溶接の中でも安全性も高く、比較的初心者にも取り掛かりやすい溶接方法です。
スピードを求めず精密な作業向きで、溶接の技術向上を目指す方にも適した溶接方法といえます。
弊社では様々な方法で精度の高い製品をご提供しますので、金属製品に関するお悩み事がありましたら気軽にお問い合わせください。