TIG溶接の特徴や方法について

2022/08/16 コラム

TIG溶接は初心者に向いている溶接となりますが、どのような方法の溶接になるのでしょうか。
初めての溶接を行うのであれば、しっかり理解して取り組みたいものですよね?
今回は、TIG溶接の特徴や方法についてお話させていただきます。

▼TIG溶接の特徴
TIG溶接は鉄・アルミ・ステンレスなど、さまざまな金属の溶接が可能となります。
そのためTIG溶接ができれば、他の溶接方法に応用する事もできます。

▼TIG溶接の方法
TIG溶接は電極と母材間に高電流を流すことで、アーク放電を起こして発生する熱で溶接するというものです。
片手に溶接トーチを持ち、もう片方に溶接棒を持って溶接していきます。
溶接中は溶接部分を大気と接触させないようにアルゴンガスなどの不活性ガスを用いります。
ガスでしっかり大気を遮ることで、繋ぎ目の溶接ビードの酸化を防ぐことが可能です。

▼初心者に向いている理由
TIG溶接は他の溶接方法と比べ、火花がほとんど飛びません。
またシールドガスを使用しますが、人体へ無害なアルゴンガスなどの不活性ガスを使います。
さらに溶接速度がゆっくりで丁寧な作業ができるため、仕上がりに技術の差が出づらいのも特徴です。
このような理由から、初心者に向いている溶接といわれています。

TIG溶接はさまざまな金属を溶接できることで、他の溶接方法に応用が利きます。
またTIG溶接方法は安全性も高く、他の溶接に比べると容易で初心者にも作業しやすいのもポイントとされています。